大阪市北区にある大阪天満宮に行ってきました。
天満宮といえば学問の神様ですね。太宰府天満宮や北野天満宮とおなじ菅原道真が祀られています。受験シーズンにはたくさんの受験生や家族が訪れ合格を祈願します。
毎年7月24日、25日に行われる天神祭は日本三大祭のひとつとして知られ、100万人以上の人で賑わいます。
御祭神
菅原道真
由緒
西暦650年、難波にあった宮殿の北西を守るために建てられた大将軍社という神社が始まりとされています。
901年に菅原道真が大宰府に左遷されることになり、旅の無事を祈るために大将軍社を参拝します。それから2、3年ぐらいして道真は亡くなってしまうんですが、その死後50年たったころに大将軍社の前に7本の松が生え、夜になると光り輝いたそうです。
これを聞いた村上天皇は道真の祟りだと思い、道真の御霊を鎮めるために大阪天満宮を創立しました。
駐車場
駐車場はちょっとわかりにくいところにありました。天神橋筋から東に曲がって天神橋筋商店街を横切り、そのさきの左手にある蛭子門の中に駐車場があります。
商店街を横切るのにもびっくりしたんですが、蛭子門の狭さにひやひやしました。普通車でサイドミラーぎりぎりです。ハイエースとかの大きめの車は完全にアウトのような気がします。
境内
表大門の天井には方位盤があります。十二支が描かれているんですが、酉のところがニワトリじゃなくて鳳凰になっています。大阪天満宮ではニワトリはあまり縁起がよくないということで避けられています。
水が溜まっていない手水鉢。豊富な水がないとできないですよね。鉢の中に小石を敷いているのもめずらしいです。
本殿は大塩平八郎の乱で焼失したあと、1843年に再建されました。境内の真ん中にでんっと立つ姿に神々しさを感じます。末広がりの屋根が力強い。天満宮といえば梅の社紋です。道真が梅についての歌を読むと、京都から太宰府まで梅の木が飛んできたという「飛梅伝説」が由来です。
本殿の左右には登竜門があり、受験シーズンには通り抜け参拝が出来るようになります。
御神水舎。江戸時代には「大坂四ヶ所の水」の一つとしておいしいと評判でした。2014年に再び取水されるようになり、ペットボトルに入ったものが売られています。
大阪天満宮の創建より250年も前からここにある大将軍社。めちゃくちゃ重要な場所なのにこじんまりとしています。なにも知らなかったらスルーしてしまいそうですよね。
伏見稲荷大社の奥の院と言われることもある白米稲荷社。田植え前の4月と田植え後の11月にお祭りがあります。
白米稲荷社の周りには通路があり、狐・天狗の爪研ぎ石というのがあります。三本の筋が入っているからそう呼ばれたんでしょうか。狐はわかるんですけど天狗が爪をとぐイメージがあんまりわきません。
北門を出たところにある1000年以上の歴史がある星合の池。この池にかかる星合橋で出会った男女は星の神秘的な力で結ばれるというウワサがあり、パワースポットにもなっています。池には花の形をした的が浮いていて、願い玉というのを投げて的に乗れば願いが叶うという楽しそうなアトラクションがありました。
星合茶屋のすべらんうどん
星合橋を渡ったさきにある星合茶屋。目の前にある梅の木から採れた梅で作られる梅ジュースが人気。
星合茶屋の天神ぎつねうどん450円をいただきました。大きめのうす揚げと練り物(大阪ではてんぷらと呼んだりもします)が入っててボリューム満点。
うどんは真ん中に切り込みがはいっています。この切り込みに箸やフォークをさして食べるとうどんが滑らないことから「すべらんうどん」と呼ばれ、受験に縁起が良いとされています。芸人さんにも人気があるみたいですよ。
大阪天満宮の基本情報
拝観時間 | 9:00~17:00 |
拝観料 | 無料 |
住所 | 大阪市北区天神橋2丁目1番8号 |
連絡先 | 06-6353-0025 |
駐車場 | 30台 無料 |
アクセス |
地下鉄谷町線、堺筋線「南森町駅」から徒歩3分 |
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