兵庫県川西市にある満願寺に行ってきました。
満願寺は日光を開山したことで知られる勝道(しょうどう)上人が、聖武天皇の勅願により奈良時代に建立しました。
室町時代には一度焼失していますがその後再建されています。ご本尊は千手観音。
仁王門なんですが珍しい形をしていますよね。どことなく中国のお寺っぽいです。門の先に浮かび上がるように見える参道が印象的。
鎌倉時代に造られた金剛力士像の「あ」の方。目がぱっちりしています。
仁王門の上のほうにいる龍も中国っぽいですよね。ドラゴンボールのシェンロンみたい。
参道におおいかぶさるような紅葉。なぜこんなに参道の方にせり出しているのか不思議ですが、そのおかげで紅葉のトンネルのようになっています。
石畳に紅葉、これぞ日本の秋といった感じです。上のもみじは真っ赤ですね。
毎年11月末にはこの道がライトアップされます。僕が行ったのは11月12日(2016年)でライトアップまで10日以上ありましたが、すでに紅葉はベストな感じでした。
境内には金時茶屋というカフェがあり、土日祝の10時から16時まで開いています。ひと息つくのにいいですね。
胡桃沢源人(くるみさわげんじん)と融紅鸞(とおるこうらん)が夫婦でここに疎開していた縁で造られた碑。胡桃沢源人は明治生まれの画家で、大阪で活躍していました。
観音堂。平安時代に作られたご本尊の千手観音像があり、天井には睨み龍が描かれています。春の彼岸(春分の日の前後三日間)に一般公開されています。
金堂。1559年に建てられました。このときは行くのが遅かったので閉まっていました。16時30分まで拝観することができます。拝観料300円。聖観音菩薩像や十一面観音像があります。
九重の石塔。国の重要文化財に指定されています。1293年に造られました。
坂田金時の墓。金時の息子の坂田金平はきんぴらごぼうの語源になったらしいです。
お茶を飲みながらたたずむお地蔵さん。テーブルのように見えるのは井戸で、その井戸を見守っているそうです。
拝観時間 | 参拝随時(金堂や納経所は9:00~16:30) |
拝観料 | 入山料100円(金堂300円) |
住所 | 兵庫県川西市満願寺町7-1 |
連絡先 | 0727-59-2452 |
駐車場 | 約20台 無料 |
アクセス |
阪急宝塚線「雲雀丘花屋敷駅」からバスに乗車、「満願寺」で下車して徒歩4分 |
コメント