長谷寺は豊山派の総本山で、686年に道明(どうみょう)上人が天武天皇の「銅板法華説相図」を初瀬山の西の岡(現在の本長谷寺)に安置したことにはじまります。
その後の727年に徳道(とくどう)上人が聖武天皇の勅願により、ご本尊の十一面観世音菩薩を東の岡(現在の本堂)に造られました。
長谷寺はわらしべ長者の舞台でもあります。
関連記事:長谷寺の紅葉(2016年)
駐車場はお寺の周りにいくつかあります。この写真の奥にはお寺に一番近い駐車場があります。

左の受付で参拝料を払います。仁王門は1894年に再建されました。今は残念ながら工事中で、工期は来年の3月までです。

門をくぐると399段の登り廊下があります。上中下に分かれていて、上の部分は1039年、中と下の部分は1894年に再建されたものです。大晦日には廊下の両側に光がともされ、幻想的な雰囲気になります。

宗宝蔵。春と秋に一般公開されています。美術館のようになっていて見る価値ありです。銅板法華説相図のレプリカも置いてあります。本物は奈良国立博物館。拝観料100円。

水掛地蔵。ひしゃくで水をかけるようなっています。少し距離があるので、かけるというよりは飛ばす感じでした。

手前の足型に触ってから、足や腰などの辛いところに触れるといいそうです。

休憩所。ここからも紅葉が見えました。高台にあるので景色がいいです。

舞台から見た本堂。奥にご本尊の十一面観音像があります。木造彫刻の国宝としては最大のもので、1538年に再興されたものになります。右手に杖を持ち、右足が少し前になっているのですが、それは今から人々を救いに行くぞ!という意気込みを表したものだとか。秋と春には特別拝観が行われ、直接触れることができます。拝観料1000円。

鐘楼。はしごのような急な階段を上らないと行けないようになっています。

本堂。一般公開はされていません。1667年に建立されるも1911年に炎上、1924年に再建されました。草創1300年のときには、大観音大画軸というご本尊の設計図にもなったと言われる掛け軸が公開されました。

御手植松。平成22年に天皇皇后両陛下によって植えられました。本堂の近くにあります。

| 拝観時間 | 8:30~17:00(4月~9月) 9:00~17:00(10月~11月、3月) 9:00~16:30(12月~2月) |
| 拝観料 | 中学生以上500円 小学生250円 |
| 住所 | 奈良県桜井市初瀬731-1 |
| 連絡先 | 0744-47-7001 |
| 駐車場 | 約70台 500円(参道付近にも50台以上有り 500円) |
| アクセス | 近鉄大阪線「長谷寺駅」下車、徒歩15分 |



















コメント