奈良県天川村にある「天河神社(天河大辨財天社)」に行ってきました。
芸能関係のご利益があるとのことで、芸能人の方もよく参拝されるみたいです。
縁がないものはたどり着けないといううわさを聞いてたのですが、カーナビを使ってしまったのですんなり行けてしまいました。はじめて行く人はナビ無しで行ってみたほうがおもしろいかもしれません。
御祭神
■主祭神:市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
■熊野坐大神
■吉野坐大神
■南朝四代天皇の御霊(後醍醐天皇、後村上天皇、長慶天皇、後亀山天皇)
■神代天之御中主神より百柱の神
おもなご利益
音楽、芸術、芸能の上達
商売繁盛
天河神社の歴史
飛鳥時代に役行者が天川村の南東部にある弥山(みせん)という山の鎮守を創始したのが始まりで、現在も弥山の山頂には弥山神社という奥宮があります。その後、天武天皇が現在の場所に社殿をつくりました。
境内
入り口にある天河大辨財天社と書かれた石柱。民家や民宿が立ち並ぶなかにありました。
一の鳥居。ぶら下がっている白いギザギザしたものは「紙垂(しで)」といって、ここからが聖域ですよという目印になっています。
緑の中に映える朱色が印象的な橋。アーチ状になっていて、真ん中には滑り止めが敷いてあります。
ひとつの石をくり抜いてできている手水鉢。水の吹き出し口は龍になっていました。
おそらく湧き水だと思うんですが、すごい勢いで水が吹き出していました。天川村は水が豊富なことで有名です。
裏から見た手水舎。周りは池で囲まれています。池に見える波紋の中心からはきれいな水が湧いていました。
社殿の向かい側にある「天石」。このあたりは「四つの天から降った石、三つの湧き出る清水、八つの杜」に囲まれた神の領域とされていて、四つの石のうち三つが天川神社境内に安置されています。
拝殿のなかは撮影禁止のようです。どこにも書いてはなかったんですが、撮影しようとしたら巫女さんに注意されました。ということで写真はありません。
拝殿には大きな舞台があり、お祭りのときにはここで能楽の奉納がおこなわれます。
その向かいに本殿にお参りするところがあります。天河神社の鈴は「五十鈴(いすず)」とよばれるもので、天岩戸神話でスサノオノミコトの気を引くために使われたものと言われています。左右に振るよりもぐるぐる回すようにするとよく鳴ります。
帰りに「天川村ふれあい直売所 小路の駅てん」というところに寄って、このあたりの郷土料理「いもぼた」というものをいただきました。ご飯とジャガイモをつぶして焼いたもので、香ばしくて美味しかったです。腹持ちも良くて小腹が空いたときにオススメです。
天河神社の基本情報
拝観時間 | 7:00~17:00 |
拝観料 | 無料 |
住所 | 奈良県吉野郡天川村坪内107 |
連絡先 | 0747-63-0558 |
駐車場 | 約30台 無料 |
アクセス | 近鉄吉野線「下市口駅」からバスに乗り「天河神社前」下車すぐ |
HP | http://www.tenkawa-jinja.or.jp/index.html |
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