大阪府松原市にある「布忍神社(ぬのせじんじゃ)」に行ってきました。
GoogleのCM アドバイスが欲しい編で、5年つきあっているのに結婚の話がでてこないと悩む女性が、ズバっと言ってくれる占いがあるらしいと友人から聞いて検索したのがこの布忍神社。
こういうので出てくるところってだいたい遠くて行けないんですけど、布忍神社はわりと近くにあったので行ってきました。
イチハラヒロコ恋みくじ
ズバっと言ってくれるというおみくじは「イチハラヒロコ恋みくじ」といって、社務所でひくことができます。
イチハラヒロコさんはインパクトのあるフレーズを使ったアートを数多く手がけている現代美術家。
ぼくがひいたおみくじには「悪いけどこの恋はにがさん。」と書いてありました。(この恋ってどこにあるねん。。。)はまる人にはまさにズバッとはまりそうな言葉ですね。ほかのおみくじにどんなことが書いてあるのか気になります。
おみくじを結ぶところはハートのかたちになってたような気がするんですが、この写真ではでかいイチゴみたいに見えますね。撮る角度が悪かったかな。
イチハラヒロコ恋みくじは布忍神社のほかに、兵庫県神戸市の六甲八幡神社、愛知県清須市の日吉神社、熊本県熊本市の山崎菅原神社でもひくことができます。
関連ページ:今まで行った寺.神社一覧
御祭神
速須佐男之尊(はやすさのおのみこと)
八重事代主之尊(やえことしろぬしのみこと)
建甕槌雄之尊(たてみかづちおのみこと)
明治以前は八坂神社などで祀られている牛頭天王を御祭神としていたそうです。
ご利益
昔は病気平癒、毒虫退治のご利益があるとして信仰されていました。
(毒虫はハチ、ムカデ、ドクガなどの毒をもっている虫のほか、蚊やアブのような害虫のこともさすようです)
現在は上記に加え、厄除け、交通安全、商売繁盛の神様として崇められています。
布忍神社の歴史
神社がいつはじまったのかははっきりとは分かっていないんですが、本殿に使われている木材を調べたところ、1372年~1472年あたりに伐採された木を使っていることが分かったそうです。
日本史の年表でいうと室町時代ですね。戦国の世の中になるすこし前くらいです。
境内
川とは逆側にある門。夜は18時(6月~8月は19時)に閉門します。
境内はどこもきれいにそうじされていて、とても居心地がよかったです。
手水舎もきれいにされていました。手水好きにはたまらない立派な手水鉢。
拝殿とその奥に本殿があります。布忍宮という文字は1600年代後半に中国からやってきた僧侶が書いたもの。本殿は1983年に修復され、創建当時の姿に復元されました。このときに文化財などが多数発見されています。
右手にある黒いパネルには初宮参りに来たあかちゃんの足形が並んでいます。
白蛇大神と書かれています。うしろの木にヘビが住んでいるんでしょうか。そういえば神社の木のまわりってたまにヘビの抜け殻が落ちてたりしますよね。
お社の横の石に加太淡嶋の文字がみえます。淡嶋神社は人形がいっぱいあることで有名な神社で、その人形がUSJのアトラクションに使われたことで知られています。
ホームページ
布忍神社のホームページはかなり充実したものになっています。
文化財の写真や解説がくわしくのっていたり、氏子さんとのこころあたたまるエピソードも読むことができるので、一度のぞいてみてください。
冒頭で「すべて河内弁で表記されてまんのや。文句ありまっか?」とやや挑発的なことが書いてあるんですが、ぼくが見たかぎりではほとんどがていねいな標準語で書かれていて、とても読みやすかったです。
布忍神社ホームページ
http://www.eonet.ne.jp/~nunose/index.htm
拝観時間 | 6:00~18:00(9月~5月) 5:00~19:00(6月~8月) |
拝観料 | 無料 |
住所 | 大阪府松原市北新町2-4-11 |
連絡先 | 072-334-7634 |
駐車場 | 約5台 無料 |
アクセス | 近鉄布忍駅から歩いて5分 |
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